こんにちは、看護師うっくんです!
この記事では、持病(既往症)があっても加入できる海外旅行保険について紹介します。
持病(既往症)があると、海外旅行保険に加入できるか不安ですよね。
調べたこと、問い合わせた内容などをシェアしますね!
記事の目次
海外旅行保険は持病(既往症)があると加入が大変

海外旅行保険は持病(既往症)があると加入できない?
ほとんどの海外旅行保険は、加入する時に病気やけがの告知が必要です。
「病気やけがで医師の治療を受けていますか?」という質問があり、「はい」と答えると保険に加入できないシステムになっています。
中には告知が不要な海外旅行保険もあります。
治療中でも加入できることもある
病気やけがで治療中でも、加入できる場合もあります。
- 最初から告知が不要
- 治療中の病気が、保険会社が指定する『持病』に含まれない
最初から告知が不要であれば、保険に加入できます。
現在治療している病気があっても、保険会社が言う『持病』に含まれなければ、加入できる保険もあります。
持病(既往症)の定義は?
その『持病(既往症)』の定義ですが、保険会社ごとにちがいます。
例えば、損保ジャパン日本興亜の保険、新・海外旅行保険【off!(オフ)】を見てみます。
通常医師の治療を受けていたり、薬を服用している場合は新・海外旅行保険【off!(オフ)】にご加入いただけません。
ただし、以下のケースは新・海外旅行保険【off!(オフ)】にご加入いただけます。
と書いてあります。
この保険の場合、医師の治療中や、薬を服用している場合を持病(既往症)としていると解釈できますね。
加入できる以下のケースというのは、かぜ、インフルエンザ、食中毒、すり傷、切り傷、やけど等で軽症かつ定期的な医師の治療を要しないもの、などです。
それ以外は全部ダメなのかと、保険会社にメールで聞いたところ、
とのお返事でした。
- 持病(既往症)の対象かどうかは、保険会社によって違う
- 加入できるか不安だったら、直接問い合わせてみましょう!
加入できても持病(既往症)の悪化は補償の対象外
注意しなければならないのが、保険に加入できたとしても、持病(既往症)が悪化して治療が必要になったものは補償の対象外になる、ということです。
どういうことかと言うと、日本で風邪をひいて日本の病院で治療を受けたとします。
その後、体調が回復して海外旅行に行きました。
現地でその風邪がぶりかえして悪化して治療を受けます。
その場合、現地で治療を受けても補償されないんです!
持病(既往症)が現地で悪化した場合は、補償されません!
持病(既往症)の悪化って何?
持病(既往症)が悪化した場合、補償されないってちょっとあいまいだと思いませんか?
現地で風邪をひいて、それがもともとひいてた風邪の悪化かどうかって、わからないですよね?
気になったので、私は保険会社に電話で聞いてみました。
- 現地で風邪をひいたからといって、もともとひいてた風邪の悪化かどうか、どうやって判断するんですか?
→現地の医者の判断になる。保険会社が直接医者とやりとりして確認します。 - 現地で病気になったとして、もともとひいてた風邪がちょっとでも関係してるなら、補償されないんですか?
→持病の悪化、ということになるので、補償はされません。 - 半年前にひいた風邪はさすがに関係ないですよね?
→完治していれば関係ありません。 - 完治って誰が判断するんですか?
診察してもらっていた医者に「治療終了」と診断されて、内服も終了していれば完治となります。ただ完治していても、出発前の病気が原因で病気になると、補償の対象外になります。
うーん、聞けば聞くほど恐ろしいですね・・・
当たり前ですが、基本的にグレーなところは補償してくれません。
でも安心してください!
ちゃんと持病(既往症)の悪化も補償してくれる保険があります!
持病(既往症)の悪化も補償してくれる疾病に関する応急治療・救援費用補償特約
『疾病に関する応急治療・救援費用補償特約』は、持病(既往症)が現地で悪化しても、ちゃんと補償してくれる保険です。
例えば、AIG損保の『疾病に関する応急治療・救援費用補償特約』の条件を見てみましょう。
保険金額 |
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支払い条件 |
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支払いの対象 |
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妊娠、出産、早産、または流産に関係する病気や、歯の治療などは対象外です。
詳しく見たい人は、公式ページで調べてみてください!
ネット申し込みの持病(既往症)補償ありの保険は少ない

私はいろんな保険会社に、電話やメールで問い合わせをしましたが、ほとんどの会社の返事はこうでした。
持病(既往症)の補償があって、インターネットで申し込みできる保険は少ないんです。
ネット申し込み可の持病(既往症)補償つき保険
観光旅行ならAIG損保だけ
観光目的で、インターネットで申し込めるのは、AIG損保だけです。
現地で応急治療が必要になったら300万円まで補償してくれます。
AIG損保のすごいところは、持病(既往症)の補償がもともとのプランに含まれているので、追加でお金を払わなくてもいいんです。
しかも、告知も不要です。
ちゃんと自分の持病(既往症)が対象になるかどうかは、直接問い合わせて確認しておいてくださいね!
留学目的ならt@bihoたびほ
JTBグループが運営するt@bihoたびほは、通常のプランに『疾病に関する応急治療・救援費用担保特約』を追加できます。
ただし、留学目的で、保険期間が31日超、年齢が32歳以下という条件があります。
観光目的の旅行だと、この補償は追加できません。
留学目的ならt@bihoたびほも検討してみましょう。
窓口で直接申し込むと、加入できるかも
保険会社の担当者は、「直接代理店の窓口に行ってください」と言ってきます。
空港や旅行会社にある、海外旅行保険窓口に直接行けば、加入できるかもしれないそうです。
あくまで、加入できるかもしれない、ってことですからね!
ちなみに、東京海上日動だけは、持病(既往症)の補償をつけるプラン(窓口のみ)がちゃんとあります。
知っておくとトクする海外療養費
私たちが日本で加入している健康保険を使って、海外で払った医療費の一部を払い戻してもらえる、という制度です。
対象となるケース、支給割合などは、こちらの記事がわかりやすいです!
クレジットカードの海外旅行保険は持病(既往症)の悪化も補償してくれる?
海外旅行保険つきのクレジットカードはたくさんあります。
しかしクレジットカードの海外旅行保険では、持病(既往症)の悪化は補償されません。
ちゃんと自分で海外旅行保険に加入する必要があります。
ただ、補償内容を強化してくれる年会費無料のクレジットカードがあれば、保険料を安くすることもできます!
まとめに
持病があっても、加入できる海外旅行保険はあります!
「旅行中に具合が悪くなったらどうしよう・・・」
という不安を減らし、旅行を楽しむために、しっかりと保険に入っておきましょう。
それでは、より良い人生を!