【人生で本当に大切なもの】それは死を意識することで見えてくる


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「あなたの人生で本当に大切なものは何ですか?」

この質問にすぐに答えられる人は多くないかもしれません。
私にとって本当に大切なものは、家族です。
私がそのことにハッキリと気づいたのは、死を意識するようになったからです。

死を意識することで、自分にとって何が大切か?ということに気づくことができます。

人生で大切なものは普段意識されない

 両手でハートマークをつくった写真

大切なものはその人の価値観により違うため、人の数だけ答えはあるはずです。

多くの人に共通するものとしては、愛、お金、名誉、健康、時間などでしょうか。
社会貢献、世界平和に人生を捧げた偉人も多くいます。

ただ、それらの大切なものは日頃から意識されているのでしょうか

ある時、妻がどう思っているのか気になって、「人生で本当に大切なものは何?」と聞いたら、「時間」と答えが返ってきました。
理由は、「時間て答えるとなんかカッコイイ気がするから」との返事でした。

私の妻が突然の質問にハッキリと答えられなかったように、ハッキリとわからないという人もいると思います。

スティーブ・ジョブズが教えてくれる、2つの大切なこと

アップルのパソコンの写真

普段話題にも上らないこのテーマを、私たちはどのように考え、知ることができるのでしょうか。

Apple社の創業者スティーブ・ジョブズは、自分にとって本当に大切なことについて、スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの中でこのように語っています。

(前略)私は毎朝鏡を見て自分にこう問い掛けるのを日課としてきました。
もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」

それに対する答えが“NO”の日が幾日も続くと、そろそろ何かを変える必要があるなと、そう悟るわけです。

自分が死と隣り合わせにあることを忘れずに思うこと。
これは私がこれまで人生を左右する重大な選択を迫られた時には常に、決断を下す最も大きな手掛かりとなってくれました。

何故なら、ありとあらゆる物事はほとんど全て…外部からの期待の全て、己のプライドの全て、屈辱や挫折に対する恐怖の全て…こういったものは我々が死んだ瞬間に全て、きれいサッパリ消え去っていく以外ないものだからです。
そして後に残されるのは本当に大事なことだけ。

この言葉は、2つの大切なことを教えてくれます。

一つは、「今日を人生最後の日」と考えると大切なものが見えてくる、ということ。
もう一つは、人生で本当に大切なものは人生の指針になる、ということです。

今日を「人生最後の日」と考えると大切なものが見えてくる

お墓の写真

人生で大切なものを知るためには、自分が死と隣り合わせにあることを忘れずに思うことが有効です。

もし今日が人生最後の日だとしたら、何をするか?という究極の質問をすることで、人生で本当に大切なものを知ることができます。

その時に、娯楽やひまつぶしなどはきっとしないでしょう。
そしてお金も価値を無くしてしまうはずです。
大切な誰かに「愛してる」と伝えに行くかもしれません。
死ぬまでにしたいと思っていた「何か」をするかもしれません。

死という節目が目の前に迫って来ることで、本当にしたかったこと、いつかは必ずしなければならなかったことが明確になるとすれば、それが私たちにとっての本当に大切なものではないでしょうか。

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今日を人生最後の日と考えることをイメージできない人は、こちらの記事を読んでみてください。⇒自分はまだまだ死なない、長生きできると思っている人へ

人生で大切なものは人生の指針になる

山道を歩く男性の写真

今日が人生最後の日と考えたことでわかる「本当に大切なもの」は、私たちの人生の指針になります。
本当に大切なものがわかっていれば、自分の中に行動の軸が定まります。
その軸によって、私たちは正しい答えを選択できるようになるでしょう。
ジョブズが語ったように、人生を左右する重大な選択を迫られた時にこそ、本当に大切なものが決断を下す大きな手掛かりとなります。

恋人や夫婦の永遠のテーマである、「私と仕事どっちが大事なのよ!?」という質問にも答えられるようになるかもしれません。

患者さんの言葉「本当に大切なものは多くない」

大人と子供が手をつないでいる写真

私が出会った患者さんで、余命数週間もないという方がいました。
会社を経営されていて、とても裕福な方でした。

その方がある時、

「人の欲にはキリがない、でも本当に大切なものだけなら多くなかった」

とおっしゃっていました。

その方は自分の余命も告知されていました。
「多くなかった」と過去形で話されているのは、人生がもうすぐ終わろうとしているのを全て受け入れていたからでしょう。

その方は入院生活の中で、ご家族やご友人との時間をとても大切にされていました。
新しく何かを手に入れようとする様子もなく、残された時間を大切にされ、安らかに永眠されました。

本当に大切なものは聞いても教えてもらえませんでしたが、その方の本当に大切なものの一つは、「人とのつながり」だったと思っています。

大切なものは目の前にある

京都の龍安寺にあるつくばい(茶の席で手を洗う場所)には、「吾唯足知(われ、ただ、たるを、しる)」という禅の言葉が書かれています。

↓ちょっと見にくいかもしれませんが、四角の穴のまわりに漢字で書かれています。

「自分に必要なものが足りていると満足できる人は、心が豊かで穏やかでいられる」という意味があります。

その患者さんの最期は、まさにその言葉通りのようでした。

人生の中で多くのものを手に入れてきて、最期に本当に大切なものに気付き、その人生に満足して穏やかに人生を終えていく。
本当に大切なものは一つか二つくらいだけなのかもしれません。

死を目の前にすると、本当に大切なものだけに目を向けるようになるのだと、その方から学びました。

まとめに

「あなたの人生で本当に大切なものは何ですか?」

やはり難しい質問です。

しかし、死を意識することでこの質問に答えられるようになるかもしれません。
まず今日が人生最後の日と考えてみてはどうでしょうか。
そんなこと想像できない人もいるかもしれませんが、もしかしたら今日が本当に最後の日かもしれません。

誰でもいつかは死にます。
そして死がいつ訪れるかはわかりません。
いつ死ぬかわからないということは、自分が常に死と隣り合わせにあるということです。
そのことに気づけば、人生で本当に大切なものが少しずつ見えてくるでしょう。

本当に大切なものは私たちの人生の指針となり、人生を豊かで素晴らしいものにしてくれるはずです。

考えてみてください。
あなたの人生で本当に大切なものは何ですか?

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 >> 死を意識することは人生を豊かにする

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