
記事の目次
思い知らされた育児の大変さ
思い通りにいかない
自分のことができない
育児で私が学んだこと
夫婦の助け合いの大切さ
育児をする中で、私は夫婦間で理解し合うことの大切さ、難しさを知りました。
育児の中でも、お風呂はかなり大変な部類に入ると思います。
お風呂に一緒に入り、お風呂の中では退屈しないように歌を歌ったり、おもちゃを出して、
子供の体を洗い、自分も体を洗い、出たらすぐにタオルで拭いて髪を乾かして・・・
子供が機嫌よくしてくれていたらいいのですが、眠くてぐずっている時には全ての行動が大変です。何をしようとしても、「嫌!」と言われてしまい、体も洗えない、髪も乾かせない、という状況になってしまいます。
私の家では、お風呂は夫婦どちらかが一緒に入り、どちらかが子供のお風呂上がりのことをする、と決めています。
二人いれば、お互いが助け合い、うんと楽になります。
しかし、どちらかが仕事の時は、帰りを待つことになります。
夫(妻)の帰りを待つ気持ち
私は仕事の時は、帰りが遅くなっても、「仕事だからしょうがないでしょ」と思っていましたが、逆の立場になってみると、その言い訳は言わない方がいいと思うようになりました。
私が昼間子供の面倒を見ていて、妻の帰りを待っていた時のことです。その日は18時ころに帰ってくる、と言っていたので、夕ご飯を作って子供と待っていました。
しかし18時半になっても妻は帰ってきませんし、連絡もありません。
子供はお腹が減って、「まんまー、まんまー」とせがんでくるので、仕方ないので二人で食べ始めました。
ご飯が終わったら帰ってくるかと思いましたが、なかなか帰ってきません。連絡してもつながりません。もう諦めて二人でお風呂に入りました。
子供の髪を乾かし終わったところでやっと帰ってきた妻は、「ごめん、話し合いが急にはいっちゃったから」と言いました。
私は「仕事だからしょうがない」という思いもありましたが、帰ってきて一緒にご飯とお風呂を手伝ってくれると思っていたのに結局一人で全部しないといけなくなったことに腹を立てていました。
その時私は、夫を待つ妻の気持ちはこんな感じなんだなあと気付きました。
ご飯には間に合うと言っていたのに連絡もなく帰ってこない夫を待つ間のイライラ。
帰ってきても仕事だからしょうがないといった態度で悪びれない夫。
バリバリ働く男性に多いイメージがあります。
夫婦に必要な要素①謙虚さ
育児の大変さを知って、仕事より育児の方が楽、という考えは変わりました。
むしろ育児の方が精神的に大変だと今は思います。
育児にはゴールはありません。仕事であれば、その日の業務の終わりはありますが、育児は毎日続いていきます。夜泣きをする子なら、朝も夜もありません。いつでも子供のことをしなくてはなりません。
しかし、パートナーからの「大変だよね、いつもありがとう」という言葉はその大変さを和らげてくれます。
人は他人が抱えていることよりも、自分が抱えていることを大変だと思ってしまいがちです。
仕事をしていれば、仕事の大変さに目が行き、育児のほうが楽だと思ってしまいますし、逆の場合もあり得ます。
それが態度に出てしまっては、円滑なコミュニケーションはできません。
「おれは仕事してるんだから育児してる方が楽だろ」とか、「私は育児でこんなに大変なんだから、仕事なんか気楽でいいじゃない」となってしまうと、相手に対してもっとこうしてほしいと否定的に考えてしまいます。
そこで大切なのが、謙虚さです。ここで言う謙虚さとは、自分の状況が大変であっても、相手の方が大変かもしれない、自分は相手の大変さの一部しかわかってないかもしれない、と考えることです。
そうすれば、「自分の方が大変なんだから、こうしてよ!」と言った相手への過度な期待や押しつけをせずにすみます。
夫婦に必要な要素②思いやり
自分より夫(妻)の方が大変かもしれないという謙虚さを持つことで、自然に思いやりの心を持つこともできます。
その思いやりは、ねぎらう言葉をかけたり、相手のことを率先して手伝う、という行動につながります。
自分が大変であればあるほど、相手に共感してもらいたくなりますし、自分のことを手伝って欲しくなります。
お互いが謙虚さと思いやりを持てるのなら、お互いが共感し合い、力を合わせて育児に取り組んでいくことができるのではないでしょうか。
私がこの考えをするようになってから、まずは相手の大変さを優先して考えるようになりました。
家事をしてくれたなら、「大変なのにありがとうね」と声をかけたり、時々ですが。寝る前に「いつも家事から子供の面倒から何までありがとう」と言うようにしています。
最初は照れましたし、妻にも「急に気持ち悪い」と言われました。じゃあ言わない方がいいかと聞くと、「言ってくれないとわからないから、言って欲しい」と言われました。
気持ち悪いと言いつつも、やはりその気持ちが伝わることは嬉しいそうです。
普段から面と向かって言いにくいことかもしれませんが、言ってみると効果アリかもしれません。
謙虚さと思いやり、忘れがちなこの二つの心を時々思い出すようにしてみてはいかがでしょうか。
夫婦のコミュニケーションが増え、喧嘩が減り、もっと仲良くなれるかもしれません。
まとめ
- 育児は本当に大変
- 夫婦の助け合いは大切
- 夫婦に必要なのは、「謙虚さ」と思いやり