ミスをして自信を失った時に、自分で自分を慰める方法


仕事でミスをした時、自信を失ってしまうことがあります。

そんな時、あなたはどのように対処していますか?

自信を失った時には人に優しく声をかけて欲しいですよね。

「もう終わったことだから気にしないで。」

「あれはあなただけのせいじゃないから。」

「しょうがないよ、誰でもミスはあるよ。」

こういった言葉をかけてもらうと、自分の心がスッと軽くなることがあります。

でも、こういった優しい言葉をかけてもらっても気分が変わらない時や、こういった言葉を全くかけてもらえない時も、もちろんあります。

そんな時に、自分で自分を慰める方法を知っておくと、とても便利です。

辛さの共感

辛さを共感してもらうと、またチャレンジできる

人に優しい言葉をかけてもらって気持ちが落ち着く、ということは誰もが経験あると思います。

気持ちが落ち着くと、失敗をしっかり受け止めて、前向きに物事を考えることができ、またチャレンジしていこうという気持ちになれます。

私はこのプロセスを、2歳になる長男を見ていてよく思います。

積み木を頑張って積み上げていったのに、最後の最後で崩れてしまった時、息子は大泣きします。気に入らないから崩れた積み木を投げ飛ばします。

そんな時、妻が「頑張ったのに崩れちゃって悲しいね。嫌だったよね。うんうん悲しい悲しい」と共感して慰めると、息子は妻の胸でぐずぐず泣きながら甘えます。

悲しみ、悔しさを十分受け止めてもらった息子に、妻が「もう一度頑張って一緒にやってみようか」と声をかけ、一緒に積み木を積み上げます。

今回は最後まで積み上げることができ、満面の笑顔で妻と私を見てきます。

「すごいね、できたね。嬉しいねー」と一緒に喜ぶと、これ以上ない嬉しい顔で喜びます。

大人も同じだと思います。辛い時には、人に共感してもらうと、辛い気持ちは楽になります。

気持ちが落ち着き、次にまたチャレンジしようと思えるようになります。

積み木を積み上げる子供も、仕事にチャレンジしていく大人も、このプロセスは共通しています。

辛さを共感してくれる人がいない時

小さい子供であれば、保護者がいます。保護者がいれば、その子が辛い時には、その気持ちを十分受け止めてくれるでしょう。

しかし、大人になるとそうはいきません。いつでも自分の味方になってくれる人が近くにいて、辛い気持ちをしっかり受け止めてくれるという場面は少ないかもしれません。

もちろん、家族や友人、同僚に慰めを求めることはできるかもしれませんが、いつでも、という訳にはいかないと思います。みんなそれぞれが仕事や家庭があり、いつでもあなたの愚痴を聞いてくれて慰めてくれるというのは難しいでしょう。

自分で自分を慰める

自分で自分を慰めるメリット

自分で自分を慰める方法があれば、どんなに楽になるでしょう。

誰かにこの気持ちを聞いてほしいけど誰もいない。

でも辛くて辛くていてもたってもいられない。

そんな時に、自分だけで自分を慰めて、気持ちを落ち着けてまたチャレンジしていけるようになれる方法をご紹介します。

私が大学生の時に、先輩に教えてもらった方法です。

その先輩が気持ちが病んでいる時に受けた、精神療法の一つだと聞きましたが、詳細はわかりません。

私がその先輩に聞いて行った方法をお伝えします。私なりのアレンジが入っているので、そのままではないかもしれません。

また、もしかしたら確率された治療かもしれませんが、具体的な内容などはわからないのでご了承下さい。

自分で自分を慰める方法

まず自分の中で、慰める人と、慰めてもらう人の一人二役を決めます。

慰める側は、母親のように、慰めて甘えさせてくれるイメージで、慰めてもらう側は、好きなだけ母親に甘える小さい子供のイメージで行います。

私は目をつぶって体操座りで行いました。

頭の中で、二人を演じ分けながら、会話をします。

具体的にどんな会話をするか例を出します。

母:うっくん、どうしたの?なんだか元気ないね。

子:うん、やなことがあったの。

母:そうなの、何があったの?

子:うん、仕事で失敗しちゃったの。

母:そうなんだ、どんな失敗なの?

子:うん、思い違いをしてて、先輩に怒られたの。

母:そうなんだ、思い違いで先輩に怒られちゃったんだね。

子:うん。先輩にすごい嫌な言い方されたの。

母:そうなんだ、それは辛かったね。どんな言い方されたの?

子:うん、「あなた何してるの?」ってすごい怖い顔だった。仕事のできない奴だな、っていう顔をしてた。

母:そうなんだ、それは辛かったね。

子:うん。辛かった。

母:怒られると辛いよね。その思い違いを振り返って、うっくんはどう思ったの?

子:うん。確かに僕がいけなかったと思う。思い違いをしてたけど、確認をしてたら防げたことだったから。。。

母:そっかー、確認をしてたら防げたんだね。

子:うん。でも確認をしなかったんだ。忙しかったし。

母:忙しかったんだね。

子:うん。でも忙しくてもちゃんと確認しないといけなかったことだから、僕が悪かったの。

母:そっかー、うっくんが悪かったんだね。じゃあこれからどうしたらいいかな?

子:うん、先輩にはちゃんと謝ったから、次から忙しくても確認を絶対するようにするね。

母:うんうん、そうしたら次からはその失敗は防げるね。でも辛かったね、大丈夫?

子:うん、大丈夫。元気になってきた。ありがとうね。

これを体操座りで一人でぶつぶつ言ってる人は少し不気味に見えるかもしれません。

でも、これをするととても気持ちが楽になり、元気が湧いてくる、という経験を私は今までに何度もしてきました。

私の中の母役が、私の辛さを共感してくれて、慰めてくれました。

そして、次にどうすればいいかも考えることができ、また元気になりました。

一人二役の会話のコツ

この方法は、ただなんとなくで行っても効果は薄いかもしれません。

この会話はする時は、私はいくつか気を付けていることがあります。

  1. 母役は決して否定せずに、共感的態度で接する。
  2. 母役は答えを示さずに、子役が答えを考えるように促す。
  3. 子役は言いにくいことも全部隠さずに言う。

これは、私が今まで学んできた傾聴、コーチング、臨床心理学などの要素が入っています。

まず、母役は決して否定せずに、常に共感的態度で接するのは、第一に落ち込んだ気持ちを慰めるためには絶対に欠かせることができません。

そして、答えを示さずに子役が答えを考えるように促すのは、コーチングに通じるところです。自分で考えることで、その物事を主体的に考えることができ、次のチャレンジに繋がります。

言いにくいことも隠さず言うということは、とても難しいことです。いわゆる道徳やモラル、ということから外れた発言をすると、他人からは否定されかねません。しかし、これは自分との対話です。自分が考えていることを抑圧してしまっては、気持ちに整理がつかないかもしれません。何を言ってもいいのです。

まずはやってみましょう

私も先輩にこの話を聞いた時には、はじめは「すごい根暗な感じのことやってるな。。。この先輩大丈夫かな」と一瞬思いましたが、興味があったので家に帰って実際にやってみました。

子供の役になって、母に甘えるというのは恥ずかしいものがありましたが、実際にやってみると、不思議な満たされた気持ちになりました。甘えが満たされて元気になる感覚です。

児童心理学において、安全基地という言葉がありますが、その感覚がぴったりきます。

安全基地とは、子供にとっての愛着対象が幼い子供に提供する心地よい安定や保護などを保証した環境を意味する。子供は母親などの養育者を安全基地のように感じられると、好奇心は外の世界に向けられ、外的世界を探検することができるようになる。危険信号を感じると愛着対象にしがみつき、危険が過ぎると再度探索を行う。必要に迫られた時に心のよりどころとなる『心の安全基地』を持つことによって、辛い境遇や危険を乗りこえていくことが出来るようになる。

(引用サイト:wikipedia )

母役がいつでも子役の私を甘えさせてくれて、愛情をかけてくれる。それを自分の安全基地と感じると、外の世界を探検し、チャレンジできるようになります。

この感覚はやってみないとわからないと思います。

恥ずかしさは最初だけです。

辛い気持ちで悶々としているなら、まずはやってみましょう。

まとめ

  1. 辛さを共感してもらえると、またチャレンジできる
  2. 辛さを共感してもらうのは、一人でもできる
  3. やってみないとこの感覚はわかりません

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