会議、カンファレンスで使える「コンフリクトマネジメント」


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会議やカンファレンスなど、話し合いの中で適切な意思決定を行う時に、多い方の意見に流されたり、発言権の強い人と違う意見をいいづらい、という経験はありませんか?
私は昔はいつもそうでした。もともと年上や先輩の方の顔色をうかがってしまうところもありましたし、自分の知識や経験ではベテランの方たちにはかなわないから意見を言ってもしょうがない、と思っていました。

会議、カンファレンス

話し合いの目的

会議やカンファレンスでは、その目的により話し合う方法が異なります。
会議の目的には、意思決定、情報共有、情報伝達などがあります。
意思決定であれば、参加者全員の意見が重要視されますが、情報伝達では、伝える側と聴く側がハッキリ分かれますし、聴く側の納得・理解が重要になります。
今回は意思決定を目的とした話し合いについて考えてみます。

意思決定のための話し合い

集団での意思決定が必要な場面というのはとても多くあります。チームとしての今後の活動の方向性や、新しい企画会議、問題が起こった時の今後の対応策、など様々です。
その中で、どの内容の場合でも大切にされるべきなのは、「全員で意思決定を行う」ということです。
全員で意思決定を行うことが大切だという理由を2つ挙げてみます。
①全員で選んだ答えに対して、参加者が主体的に取り組んでいける。
私が経験してきたことのように、発言権の強い人が出した案にしぶしぶみんなが従う、というのでは、それを実践していく時になかなかやる気が起きません。他人事のように、「私が選んだことじゃないし」と投げやりになってしまうかもしれません。それが全員で選んだ答えであれば、自分たちが考えた結果なのですから、主体的に取り組んでいけます。
②個人のモチベーションを高めることができる。
話し合いにおいて、全員で答えを出していくということは、参加者それぞれがチームの一員であることを自覚し、連帯感や結束を強めることにつながり、個人のモチベーションアップにつながっていきます。

より良い意思決定を行うには

意思決定を行うということは、 いくつかある選択肢から、一番良いものを選んでいくということです。一つの意見が出て、満場一致で意思決定が行われる、というのは避けるべきです。対立する意見をいくつか出し、その中で良いものを全員で選んでいく、という過程が必要です。
意見の不一致について、現代経営学、マネジメントの権威であるピーター・ドラッカーは次のように述べています。
重要なことは、意見の不一致が存在しないときには決定を行なわないことである
(引用元: P.F.ドラッカー著, 上田惇生著(2006),『ドラッカー名著集1 経営者の条件』,ダイアモンド社.)
意見の不一致がない、ということは、物事を一つの面からしか見ていないという危険があります。
物事を色々な方向から見ることで、新しいアイデアが生まれたり、気づかなかったリスクに気づくこともできます。
また、いくつかの意見から全員で答えを選び意思決定を行う、という過程を踏むこと自体にも、私が「意思決定のための話し合い」のところで先ほど述べたような メリットがあります。

コンフリクトマネジメント

話し合いの場で意見が対立すると、気まずい思いをするかもしれません。特に、自分より目上の人と違う意見を出すのは、勇気がいるものです。
「生意気と思われたくない」とか、「自分の意見が間違ってたら怒られる」といったネガティブな気持ちが出てきます。
しかし、話し合いの場では、全員が対等であるべきで、意見を否定することは好ましくありません。
意見の対立を恐れないためには、コンフリクトマネジメントという考え方がとても役に立つでしょう。
コンフリクト(conflict)とは、「意見や利害の衝突、葛藤、対立」といった概念を意味する言葉。組織運営においてネガティブに評価されがちなこうした状況を、組織の活性化や成長の機会と捉え、積極的に受け入れて問題解決を図ろうとする考え方を「コンフリクト・マネジメント」と呼びます。コンフリクトを戦略的に活用することで、組織内のコミュニケーションや人間関係が強固になったり、異なる意見を集約する過程で新しいアイデアが生まれたりするなど、組織にとって多くのメリットが期待できます。
(引用サイト:日本の人事部
意見の対立をポジティブに捉え、それを戦略として活用していくという考え方です。
コンフリクトマネジメントの注意点として、個人同士の対立にならないように気を付けることです。
反対意見ばかり出していたら、「あんた何なのよ!?」となりかねません。
そうならないためには、コンフリクトマネジメントという考えを全員が周知しておくことで、個人が争ってしまうことを防ぐことができます。
この考えを知らなければ、(なんでいっつも私の意見と逆のことばっかり言ってくるの)といつも意見を否定されている、と受け取ってしまうかもしれません。
この考えを知っていれば、(目的のために反対の意見を出してるんだな)と全員が納得でき、建設的な話し合いを進めていくことができます。
あなたも次の会議やカンファレンスで、コンフリクトマネジメントを活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  1. より良い意思決定のためには対立する意見が必要。
  2. 対立する意見を戦略として捉えるのがコンフリクトマネジメント。
  3. コンフリクトマネジメントは会議、カンファレンスで役に立つ

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