自分はまだまだ死なない、長生きできると思っている人へ


スポンサーリンク

自分はまだまだ死なない、これからも健康で長生きできると思っている方はたくさんいると思います。私くらいの30代の方はまだまだ自分は死なないと思っているのではないでしょうか。10代〜20代の方はもしかしたら自分がいずれ死ぬことが全くピンとこない、もしくは死なないとさえ思っているかもしれません。
不老不死なら問題ありませんが、私たち人間には必ず死が訪れます。
そして突然、前ぶれもなくやってくることもあります。
死をまだまだ先のことではなく、いつでも私たちの近くにあるものだということを考えておくべきです。そうすることで、人生をより良いものにできるでしょう。

誰もが死への備えが大切だと知っている

死がいずれ必ず訪れるものだと誰もが知っていることです。
そして、自分が亡くなった時に備えることの大切さも多くの方が知っています。
18~69歳の方を対象とした生命保険の加入率の調査では、81%の方が生命保険に入っています。
18~69歳の約8割が保険に入ることで、自分が亡くなった時の備えをしているのです。
 
 引用:公益財団法人生命保険文化センター平成28年度「生活保障に関する調査」
18~19歳では30.3%
20代では55.7%
30代から上では、全ての年代において加入率が80%を超えています。

年齢を重ねるごとに死亡数、死亡率は増えていく

当たり前のことですが、年齢を重ねるごとに亡くなる人数も割合も増えていきます。
年齢別の死亡数・死亡率についての厚生労働省の調査があります。
引用:厚生労働省、平成 27 年人口動態統計月報年計(概数)の概況
30代では年間8547人ですが、
40代で23172人、
50代で47797人と徐々に増え、
60代で141715人と、年間に亡くなる方が100万人を超えていきます。
割合でいうと、30代では亡くなる方が約1000人に1人ですが、60代では100人に1人が亡くなっています。

年齢を重ねると自然に死を意識していく

60代で年間に100人に1人の確率で亡くなるとすれば、60歳になっている方は死が他人事とは思えなくなってくると思います。
ある研究の中でも、

人々は「死に対する心の準備」を40代から50代、60代にかけて有意に強めていく様子が窺える。

引用文献:高井範子著,実存分析的視点における生き方態度の発達的研究Ⅱ : PILと自己受容による検討、大阪大学教育学年報. 5 P.59-P.70、2000

と述べられています。

人は年を重ねていくことで、徐々に死に対する心の準備をするようになっていくのです。

死に対してお金の準備はしていても心の準備をしていない

上に述べた研究から、30代までは死に対する心の準備をしていることは多くないと読み取れます。

しかしその30代の人たちも、80%以上の方が生命保険に加入しています。

スポンサーリンク

生命保険に加入する理由の調査では、
「いつなんどき不測の事態が起こるかわからないので」(33歳男性)
「何かあった時の備え」(33歳女性)
「健康保険だけでは不安なのと安心料としてかけている」(31歳女性)
「何かあったときのため。貯蓄機能があり、将来の収入になる」(39歳男性)
という回答があります。
保険というものの性質上当たり前かもしれませんが、何かあった時のためといった理由が挙げられています。
資産運用目的、人から勧められて加入したという方もいるようです。
生命保険に加入している方の回答なので、何かあった時というのは、自分が死んだ時という場合も含まれると思われます。
若いうちから死に対してお金の準備をしている方は多くいても、心の準備をしている方は多くないというのはよいことなのでしょうか。

死への備え

生命保険だけでなく心の準備も必要

死に対して心の準備をしていないのは、自分がまだまだ死なないと思っていることも理由の一つと考えられます。
しかし、自分はまだまだ死なないと思っていることはよいことでしょうか。若いうちから具体的な葬式の準備や遺言は必要ないかもしれませんが、いつか来る死に対して心の準備をしておくことはとても重要です。
死に対する心の準備として簡単にできることがあります。
死が今にでも自分に訪れる可能性があるということを常に考えておくのです。

死はいつでもやってくるかもしれないということを覚悟しておく

私たちは普段死を意識することはほとんどありません。死がタブー視されてきた日本の社会背景もあります。しかし死を身近に感じたり、自分の死を意識することで人生により良いものにすることができます。
死を意識することは人生を豊かにするいう記事でもそのことについて書きました。
例えば死に関するドラマやドキュメンタリーを見た場合に、ちゃんと家族を大切にしようとか、人生を見つめ直すといった経験がある方も多いと思います。それは、普段意識していない死を意識することで、今ある生を大切に思うようになることと似ています。
ただ、テレビを見たその瞬間は「人生には限りがあるから、毎日を一生懸命生きていこう」と思っても、日にちがたつにつれてその思いは薄まっていってしまいがちです。
しかし、自分でわざと死を意識することで、その思いを再び呼び戻すことができます。

年齢に関係なく死を意識しておくことが大切

 平均寿命から考えると、20代や30代の方はあと何十年と生きられる可能性が高いです。
しかし、いつまでも死が遠いものだと思っていると、突然やってくるかもしれません。
私たちは死がいつも隣にいることを時々思い出す必要があります。
そのように死を意識することで、人生において何が大切かを知り、人生を豊かにすることができる上に、万が一突然死が目の前にやってきた時のための備えにもなります。
死を意識していたからといって突然死がやってきても冷静でいられるはずはありませんが、全く予想していなかったよりはいくらかマシでしょう。
つまり私たちは年齢に関係なく、普段から死を意識しておく必要があるのです。

まとめに

私たちの多くはまだまだ死なない、長生きできると思っているでしょう。
死は避けられない運命と知りつつも、死に対して心の準備をしている人は少ないかもしれません。
しかし、死はいつでも私たちに訪れます。50年後かもしれませんし、10年後かもしれません。
もしかしたら今日が最期の日かもしれません。
私たちができるのは、普段から死を意識しておくことです。
葬式の手配や遺言の準備は必要だと感じてから準備すればよいでしょう。
死を意識しておくことで、人生に大切なものを知ることができます。大切なものを知っていれば、それは大きな決断をする時のヒントになります。そして人生を豊かにする手助けとなってくれるでしょう。
あなたも、まずは死をちょっとだけ意識してみてはいかがでしょうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする