武士道から学ぶ死生観~死を常に心に持って生きることの大切さ


こんにちは、死生観、人生観を語る看護師うっくんです。
みなさんは普段生活している中で、死を意識することはありますか?
若くて健康な人ほど死は遠いものとして考えているのではないでしょうか。
私は、死を意識することで、人生をより良いものにすることができると考えています。
武士道の中には、死を意識することが大切だと説く心のあり方がありますので、お伝えします。
まだまだ死なないよ、という人にはこちらの記事もおすすめです。
 >>自分はまだまだ死なない、長生きできると思っている人へ
 >>死を意識することは人生を豊かにする

武士道とは

侍のシルエットの写真
武士道は、武士が持つ生き方の規範となる考え方です。
「武士たるもの、こう生きるべし」といった規範があり、武士はそれに従い生きていたそうです。
時代によって考え方の変化がありますが、主君に忠誠を誓う、親孝行をする、といった考え方があります。

武士道の中の死生観

武士が持つべき人生観について書かれた武道初心集の中に、死生観について書かれた文があります。

武士たらむものは、正月元日の朝、雑煮の持ちを祝うとて箸をとる初より、その年の大晦日の夕べにいたるまで、日々、夜々、死を常に心にあつるをもって、本意の第一と仕り候

(引用元:大道寺友山著,(1987),『武道初心集』,岩波文庫.)

武士たるもの、正月に餅を食べるときからその年の大晦日の最後の時まで、常に死を心に持っているべきだという教えです。
この文が書かれた武道初心集について、日本の宗教学者である岸本英夫(故)は著書の中でこのように解説しています。

この書は、死の問題をとりあげてはいるのでありますけれども、けっして、人間の死後の問題を論じようというのではないのであります。
まず、人間というものは、そのギリギリのところに、いつでも立っているということを、忘れてはならないということを、はっきりさせておいて、さて、その上で、この人間生活を、どうすれば、武士として、りっぱにやってゆけるか、それを説いているのであります。

(引用元:岸本英夫著,(1973),『死を見つめる心』,講談社文庫.)

つまり、いつでも死が日常の隣にあることを忘れてはいけない、ということです。

武士ではない私たちが武士道から学ぶもの

現代社会において私たちに突然死が訪れる確率より、武士に死が訪れる確率のほうが高いと思われます。
背景の違う武士と私たちでは、「いつ死ぬかわからない」という現実感が違うかもしれません。
しかし、「いつ死ぬかわからない」ということを心に置いておくことは、今ある人生を深く考えさせてくれます。
恐怖に支配されなければ、人生において何が大切か、ということに気づくことができるかもしれません。
武士道の死生観はこちらの漫画がとてもわかりやすいです。

まとめに

私たちにはいずれ死が訪れます。
人間にとって死は永遠のテーマです。
永遠のテーマなのに、人は死を考えることを避けてしまいます。
しかし、死を考えることで人生を考えることができ、人生をより良いものにすることができます。
そのヒントはいたるところにあります。
武士道から学ぶこともできます。
私もあなたも明日死ぬかもしれません。
人生で何が大切か、一度考えてみてはいかがでしょうか。
それでは、より良い人生を!

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