看護師のストレス対処法、徐々に自分を客観視していく方法~体験記


あなたはストレスの対処法をいくつお持ちですか?

生きていく上でストレスは避けられません。それに、ストレスは成長するために欠かせないものでもあります。

ただ、ストレスによって心や身体が悲鳴をあげてしまうこともあります。

ちょうど私が今その状況になりつつあるので、どのようにストレスに対処しているかを書いていこうと思います。

私のストレスの現状

私が感じているストレス

数か月前に急な部署異動があり、私は新たな部署で仕事をしています。

その部署は、今までいた部署とはほぼ関わりのない部署で、業務も全くといっていいほど異なります。

私が現在感じているストレスとして、こんなものが挙げられます。

①部署異動により、新たな部署での覚える業務が多すぎて頭がパンクしそう。

②今までの自分の知識や経験が通じないことにより、無力感を感じる。

③何をやるにも遅く、ミスが多く、自分が役に立たないと感じる。

④「できない人」「役に立たない人」と思われているんだろうと感じて、自分自信を否定されていると思う。

私はもともと頭の回転が速いほうではありません。今までの部署では割と考える時間があったために、一つのことをしっかり考える余裕があったのですが、新しい部署では正確さとともにスピードも求められます。しかし、スピードを上げるためには知識や経験が必要で、今の私は知識と経験をつけていく他に方法がないのです。

早く仕事ができるようにならないと、と毎日焦りや不安があります。

勉強したり先輩に質問したりすることで、焦りや不安が少し和らぎますが、基本的にはいつもそういったネガティブな感情があります。

ストレスの蓄積

私はストレスへの対処法が上手だと自分で思っていました。

もともと心理学や感情のことを考えることが好きで、今までも辛いことがあってもストレスをため込まずに自分でなんとかしていました。

しかし今回のストレスはとても強かったのか、徐々に私の心にたまっていきました。

身体の方はなんともありません。眠れるし、食べれるし、遊べます。

しかし、仕事の前日、当日になると、仕事が嫌だということが頭をぐるぐる回ります。

ある時、夜勤に行く日のことでしたが、ずーっと寝ていたことがありました。

特別疲れている訳でもなく、眠いわけでもありません。ただ、寝ていたかったのです。

仕事と向き合うのが嫌で、子供のご飯や着替え、保育園への送り迎えも妻にまかせっきりで、私はずーーっと寝ていました。

私はストレスが今までないくらいたまっていて、すぐに何か対処が必要だと思いました。

ストレス対処法

自分を客観視する

ストレスへの対処法として、私が選んだのは、自分を客観視する方法でした。

仕事のことで頭がいっぱいになっている状況の私は、視野がとても狭くなっていると感じていました。

妻と話していても、子供と遊んでいても、ミスした瞬間のことを思い出したり、「何やってるの!?」と怒っている先輩の顔や声が何度も頭に浮かんだりしていました。

何をしていても仕事のことが頭から離れませんでした。

私は、自分の頭が執着している仕事のストレスを和らげるために、自分を客観視してみました。

自分を客観視する具体的方法

空から自分を眺めるように俯瞰して考えてみるとか、神様になったつもりで自分を見てみるとか、未来の自分から今の自分を振り返るとか、色々な方法があります。

私が今回実践したのは、今悩んでいる自分から徐々に距離を離していく方法です。

一気に空まで飛んで行って自分を眺めてみたり、急に神様になるのは少し難しいと思ったので、徐々に自分から距離を離していきました。

順番としては、今の自分からの目線→所属部署からの目線→人事部からの目線→会社からの目線→地域からの目線→日本からの目線→世界からの目線→地球からの目線→宇宙からの目線というものです。

これだけだと何がなんだかわからないので、実際考えたことを書いていきます。

自分を徐々に客観視していった過程

まず、今の自分からの目線です。

①仕事が辛くて悩んでいる私がいる。自信を失い、自尊心を高く保つことができなくてストレスがたまりにたまっている。

部署からの目線だと、

②違う部署からスタッフが一人異動してきた。慣れない環境で、仕事もまだ遅く、ミスも多い。しっかり教育が必要。

人事部からの目線ですが、看護師の場合ですと、実際に人事を行うのは看護部と呼ばれる部署が行うことが多いです。なので、今回は看護部からの目線で考えます。

③一人のスタッフがある部署から違う部署へ異動した。多くの部署、診療科を経験した看護師は、知識や経験が増えて、看護師としてより成長していってくれる。結果として、異動したことで、更に看護部へ貢献してくれる存在となる。

会社からの目線ですが、私の場合は病院になります。

④一人のスタッフの部署異動があったが、働き続けて病院に貢献し続けてくれている。

地域からの目線だと、

⑤一人の市民が同じ場所で住み続け、同じ病院で働き続けている。

日本からだと、

⑥約1億2500万人のうちの一人の日本人が日本で生き続けている。

世界からだと、

⑦統計上でも存在を認識することは難しくなってくるかもしれません。

地球からすると、

⑧人間という種族の群れ

宇宙からすると、

⑨地球という星を構成するひとかけら

客観視していった過程で感じたこと

①②の時点では、私が今辛いと思ている内容の、「仕事が遅い」「ミスが多い」ということも含まれるので、辛い気持ちは変わりません。

③から変わってきます。③の看護部は、看護部、病院全体に貢献してくれる存在になってくれるという期待があります。自分が期待されるということは、「役に立たない」と思っている自分の辛さが和らぎます。

また、長期的な目線になることで、「仕事が遅い」ことや、「ミスが多い」ことは消えていき、私が辛いと感じていることは無くなっていきました。

④からは自分という存在はほぼ意識されなくなります。「一人の看護師」「所属○○病棟」といった書類上、データ上の存在になりました。

⑤⑥だとよりはっきり数字だけになり、⑦の世界からの目線では、数字としても認識されなくなってきています。

アメリカから見て日本に住む私という一人の個人は何の影響力も及ぼしていないでしょう。

⑧⑨では、存在というよりも、物質というような認識に変わってきています。

客観視したことで得られたもの

今はもう仕事のことで頭がいっぱいにはなっていません。

自分を客観視していく過程で、「何やってるの!?」と怒っている先輩の顔や声は徐々に薄まっていきました。今は顔を思い出せても、その時の表情は思い出せなくなっています。

期待されている存在であることに気づき、「役に立たない」と思っていた自分の自信を少し取り戻すことができました。

ストレスの対処法として実践した結果は成功だっと思います。

焦りや不安が全く消えたわけではありませんし、それに向き合って努力していくことももちろん今後も必要です。

ただ、日々のストレスを減らし、主体的に仕事に取組み、生活を充実させるためには、この方法はとても役に立つということがわかりました。

まとめ

1.自分を客観視する方法は、ストレスを和らげるのに役に立つ

2.自分を客観視する方法は、自分の自信、自尊心を取り戻すのにも役に立つ

3.徐々に客観視していくことで、自分へのポジティブ要素に気づくことができる

4.ストレス対処をすることで、仕事に主体的に向き合える

5.適切なストレス対処は、QOL(人生の質)をあげてくれる

今回実践したのは、私個人の状況によるものです。

この方法が全員に役に立つとは限りませんが、今の私はとても楽になり、スッキリした気分を味わっています。

ストレスを感じているあなたも、この方法を試してみてはいかがでしょうか。

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