【看護師と英語】看護師に英語の勉強は必要か?~寄り添うケアをするために


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こんにちは、バイリンガルナースになりたい看護師うっくんです。
今回は看護師にとって英語が必要か?という問いに、少し英語をかじってきた私の考えをお伝えします。
一言でまとめるとこうなります。

英語は必ずしも必要ではないけど、できたほうがいい。
そして英語ができると患者さん、ご家族に寄り添うケアにつながる

看護師が英語を使う場面

まず日本で看護師が英語を必要とされるのはどういった場面があるのでしょうか?
10年看護師を続けてきて、必要だと感じる場面は、

英語の論文を読む
大学院に進学する
外国人の患者さん、ご家族が病院に来た時

この3つくらいでしょうか。

英語の論文を読む

看護研究で英語論文を読んでいる人はあまり多くないと思います。
ただ本気で論文を書こうとするなら、英語論文が読めることは必須でしょう。
日本だけではやはり量が限られます。
最新エビデンスも海外からやってくるものも多いですし、英語論文が読めるだけで研究の幅はぐっと広がります。

大学院に進学する

最近では大学院に進学して修士過程をとる看護師も多くなってきました。
大学院では入学試験科目として英語を必須としているところが多いそうです。
私の知人が受験したところは、英語辞書持ち込みオッケーだったそうですので、受験の時に求められるレベルはそれほど高くないと思われます。
むしろあまり高くするとみんな受験に落ちてしまうかもしれません。

外国人の患者さん・ご家族が病院に来た時


英語を必要とされる場面で一番多いのはこれではないでしょうか。
外来受診であれば、なんとかその場をしのげればいいと思います。
全く日本語ができない方であれば通訳を連れてきていることも多いですし、医師の中には英語をちょっとなら話せるという人も、わりと多いと思います。
しかし、入院となるとそうはいきません。
一日中病棟にいますから、看護師だけで色々な会話をする必要があります。
大きい病院では外国語に対応するための通訳がいるところもありますが、基本は平日の昼間だけではないでしょうか。
今の時代、スマホの翻訳アプリでなんとか意思疎通を図ることもできるかもしれませんが、時間もかかってしまいますし、なかなか伝わりにくいこともあります。
そんな場面であれば、英語が多少でも話せると心強いです。

英検2級、TOEIC700点の英語力は現場で通用するか

私は数年前に英語を勉強していたことがあり、試験も受けていました。
点数としては、

2014年 英検  2級取得
2015年 TOEIC 700点

というレベルです。
これだけ聞くと「英語できるね!」と言われることもありますが、上級者の方に比べたら足元にも及びません。
これくらいでは旅行はできても日常会話が少しスムーズにできるようになったかな?くらいのレベルです。
相手の気持ちを聴いたり、こちらの言いたいことを伝えることくらいはなんとかできます。
しかし、医師と患者さんとの治療方針の話し合いや、病状説明の通訳などは全然できません。
下手に話に入ってしまうと、伝える内容に誤解が出てしまう可能性があります。

大学病院で看護師歴10年の私が英語を使ったのは2回

患者さんへ別の病棟へ転棟することを伝えた時

実際私が使った場面は2回でした。
1回目の相手は、ブラジル系の方でした。
日本語ができないので英語で話しましたが、こちらから「転棟しますよ」と伝えるだけなので特に問題なく伝わりました。
「荷物はどうなってるの?」とご質問を受けましたが、答えることができました。

終末期の患者さんのご家族と関わった時

終末期の患者さんの奥さんと関わった時にはかなり英語を使いました。
患者さん自身は終末期でレベル低下しており会話はできませんでした。
奥さんは外国の方で、母国語と英語を話しますが、日本語はほとんどわからない方でした。
スタッフは日本語でなんとか状況を伝えたり、通訳アプリを使ってコミュニケーションをとっていましたが、わかっているようなわかっていないような感じでうなずくことが多く、しっかりコミュニケーションはとれていませんでした。
いつも不安な顔をされていて、患者さんの手を握りながらベッドサイドに座っていました。

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私が初めて担当になった時、私は英語で話しかけてみました。
すると「英語が話せるの?」と驚かれ、嬉しそうな顔をされていました。
そこから私は、彼女と話す時は英語でやりとりをしました。
やはり日本語で言われたことはあまりわかっていなかったようで、すごく不安だったことがわかりました。
わかってる風にうなずいていても、実際はあまりわかっていない、という状況はよくあります。
私たちが海外に行った時に、英語で説明を聞いてる場面を想像してもらえばわかると思います。
私はできるだけ彼女に声をかけるようにして、不安を少しでも和らげるように心がけました。
彼女は私がいると安心すると言ってくださいました。
その後患者さんはご家族に看取られながらお亡くなりになりました。

現場で英語を使って私が感じたこと

患者さん、ご家族に寄り添うケアができる


以前別の患者さんの看取りの振り返りをした時に、耳が聞こえない患者さんの事例検討がありました。
不安が強い方でしたが、手話を使ってコミュニケーションをとると、意思疎通がとれるだけでなく、とても安心されていました。
自分が普段使っているコミュニケーション言語(英語、手話など)を使うことで、患者さん、ご家族に親近感を持ってもらえ、より信頼関係が築ける、という気付きがありました。
相手のコミュニケーション言語を努力して使い、こちらから相手の世界へ入っていくことで、「私たちはあなたのことに共感したい、支えたい」という姿勢を感じてもらえることにつながります。
私が英語を使って話をした彼女も、私のそういった姿勢を感じてくださったのかもしれません。

微妙なニュアンスが伝わりにくいため、内容が誤解されやすい

一方で、私たちが慣れていない言語を使うことで、行き違いが生まれてしまうかもしれません。
病状説明など、相手の理解が重要になってくる場合は特にそうです。
日本語でも伝わらないこともあるのですから、異なった言語でやりとりをする場合にはその危険は更に高まってしまうでしょう。
その際には、誤解が生じないように、しっかり文章で伝えたり、通訳の人に来てもらったりするなど別の方法を検討したほうがいいと思います。

英語を勉強するかどうかは人生単位で考える必要がある


看護師に限らず「英語を話せるようになりたい」と言う人はたくさんいます。
私の周りの看護師にもそう言う人はたくさんいます。
しかし英語の勉強をするかどうかは、「何のために勉強するのか?」ということが明確でなければなりません。
よく、「英語の勉強をするためにはまず目標を立てなさい」と言います。
しかしそれより先に、「私は何のために英語が勉強したいのか?」という問いかけをする必要があると思います。
「英語の勉強に近道はない」と私の英語の師匠は言いました。
英語の習得には膨大な時間とエネルギーを使います。

人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。

※昭和初期の小説家、中島敦の『山月記』という本の中の言葉です。

人生は短いです。ただ漠然と英語を勉強するのはもったいないと思います。
英語を学ぶこと自体、自分が本当に必要なのかを考える必要があります。
こちらの記事にもまとめていますのでよければご覧ください。
 >>英語を学ぶことは人生にとって本当に必要か

まとめに

英語だけにとどまらない話をしましたが、最初に言ったように、
「英語は必ずしも必要ではないけど、できたほうがいい。
そして英語ができると患者さん、ご家族に寄り添うケアにつながる
と思います。
それは英語だけでなく、他の外国語、手話など全てのコミュニケーション言語に当てはまります。
しかし一番大切なのは、相手のことを理解して共感しようとする姿勢だと思います。
もし寄り添うケアに英語が必要だ、将来英語を使って仕事をする、などと具体的な目標をイメージできるなら英語を勉強し始めるといいと思います。
人生の目標が決まっていない人にはこちらの記事もおすすめです。
 >>人生の死に場所を決めて生きていく
それでは、より良い人生を!

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